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トップ暮らし環境保全厳島湿生公園 水質浄化対策
 
2017年6月12日 更新
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厳島湿生公園 水質浄化対策
厳島湿生公園について
 厳島湿生公園は、葛川の源流地であり、県下でも珍しい湧水環境を有するなど地下水のかん養源として重要な環境となっています。また、その湧水を水源とした湿地帯には、さまざまな動植物が生育・生息し、その恵まれた環境から神奈川県による「自然環境保健地域」として指定されています。
 なお、厳島湿生公園下流側の近くには水道水源となっている「北窪水源」があります。
水質浄化対策の目的と経緯
 近年、栄養塩類等が原因と思われる水質の悪化によって藻類が大量に発生するなどの現象が経年的に生じています。前述のとおり、厳島湿生公園は水道水源となる地下水のかん養源となっています。地下に浸透する水質の悪化は、水道水源の水質の悪化につながる可能性もあることから、地下水のかん養源となる池の水質浄化という課題があがりました。
 水質浄化のため公園の池の水を調査したところ、富栄養化物質とされる硝酸性窒素や全窒素が高い数値になっていることが明らかになりました。そこで、次に掲げる対策を実施しています。
これまで行ってきた対策
対策1 自然石形状の多孔質コンクリートブロックの設置
 ブロックに植物、微生物、藻類などが繁殖し、それら生物による水質浄化効果』と『ブロック表面で藻類が繁殖することで、ホタルの餌となるカワニナ等の生息環境となり生物多様性保全上の効果』の2つの効果が期待されます。

対策2 植物による水質浄化施設の整備
 窒素の吸収に有効な植物である『クレソン』を利用した植生浄化施設を整備し、成長したクレソンを湿地外に搬出し、湿地内から窒素等の富栄養化物質を除去することで水質浄化効果が期待されます。

対策3 植物による日照軽減と水質浄化
 糸状緑藻類が特に繁茂しているエリアに、スイレン科の浮葉植物である『ヒツジグサ』を植栽し、日陰を作ることで糸状藻類の繁茂を抑制します。あわせて、窒素やリンなどの栄養塩類等の吸収による水質浄化効果が期待されます。
 また、糸状藻類の繁殖力の減退により、藻類減少による景観向上、花のある景観づくりなどの効果も期待されます。

対策4 カキ殻の設置
 自然材料を主体とした浄化対策として、水質浄化効果がある『カキ殻』を木道下部に設置することで、『水質浄化』と『ホタルの餌となるカワニナやカワニナが餌とする珪藻類などの生息環境基盤となる環境を造り』の2つの効果が期待できます。
 カキ殻は、多孔質(微細な孔(あな)が多数あいている)という特徴があり、その孔の中に水質の悪化を改善する微生物が住みつきやすく、また、カキ殻を構成する主成分がカワニナの繁殖に必要な酸化カルシウム(CaO)が多く含くまれ、珪藻類の繁殖に必要な二酸化ケイ素(SiO2
)やマグネシウム(Mg)が含まれ、これら成分が水中に溶け出すことによりカワニナや珪藻類の生息環境の向上が期待できます。

対策5 地下水保全に対する普及啓発のための標識類設置
@解説標識の設置
 水質浄化の取り組み内容、対策のねらい、その後の効果など、できるだけ新しい情報を解説できるように掲示内容の差し替えが可能な掲示板機能を持った解説標識を設置しました。
A物名札の設置
 環境学習による普及啓発を図るため、公園内において、湿地周辺に生息する植物の解説標識を設置しました。公園における環境学習を意識して、「名のいわれ」、「私たちの生活との関わり」、「興味深い特徴」など、誰もが興味を持っていただけるような解説内容としました

対策6 カサスゲ刈り取りによる水質浄化対策の実施
 窒素やリンといった栄養塩類の除去能力が高いといわれているカサスゲの刈り取りを行い、カサスゲ内に蓄積された栄養塩類の池内への回帰を防ぐため、公園外に搬出します。
 カサスゲは、地下茎を広げ群生する多年草で、吸収した栄養塩類が地下茎に移送されない特徴があります。
湧水と水質浄化帯を通った後の水中の硝酸性窒素の推移をお知らせします。
(jouka_kureson_2017.pdf: 207k)
(jouka_zentai_2017.pdf: 224k)
本文終わり
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