子どもの定期予防接種について
お子さんが受ける定期予防接種は、接種年齢や回数・間隔などが法律で決められていて、対象年齢内で規定の回数について無料で受けることができます。
接種費用
無料(次の条件に当てはまる場合)
- 接種日時点において、中井町に住民登録をしていること
- 各予防接種の対象者に該当すること(下記「予防接種の種類と対象年齢」をご覧ください)
- 定められた接種間隔や回数等の接種方法を守っていること
- 中井町予防接種指定医療機関で予防接種を受けること
接種場所
予防接種・お誕生前健診取り扱い医療機関一覧表 (PDFファイル: 215.2KB)
里帰り先で子どもの定期接種を受ける場合は、あらかじめ健康課(0465-81-5546)へご連絡ください。
持ち物
- 母子健康手帳
- 健康保険証
(注意)
母子健康手帳には、予防接種の履歴を記入しますので、お忘れなくお持ちください。
この手帳がないと医療機関で接種歴の確認が不十分となり、二重接種をしてしまうなどの原因となります。
また将来、お子さんが海外留学などをされる際にも大事な記録となります。
予防接種の種類と対象年齢
対象年齢の解釈
- 例1:「1歳に至るまで」とは、「1歳の誕生日の前日まで」です。
- 例2:「1歳未満」とは、「1歳の誕生日の前日まで」です。
ロタウイルス感染症
ロタリックス(1価)
対象年齢
出生6週から24週に至るまで
接種間隔と回数
27日以上の間隔をおいて2回接種
ロタテック(5価)
対象年齢
出生6週から32週に至るまで
接種間隔と回数
27日以上の間隔をおいて3回接種
注意事項
- 生後すぐに感染する場合もあるので、ワクチンの接種は早めに始め、早く完了させましょう。
- 初回接種の標準的な接種期間は、生後2か月から出生14週6日までです。
- 2回目以降の接種は、必ず最初に接種したワクチンを接種してください。
- 接種後は腸重積症(注釈1)の症状に注意し、次のような症状が見られた際にはすみやかに接種した医療機関を受診してください。
- 機嫌がよかったり不機嫌になったりを繰り返す
- 血便が出る
- ぐったりして顔色が悪くなる
- 嘔吐を繰り返す
(注釈1)腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になること
BCG(結核)
対象年齢
1歳に至るまで
- 生後5か月から8か月に至るまでが標準的(おすすめの)接種期間です。
回数
1回
Hib(ヒブ)感染症
対象年齢
生後2か月から5歳に至るまで
(注意)
- 初回接種を開始した年齢(月齢)で、接種間隔が異なります。
- 5種混合ワクチンの接種を完了した方は、4種混合ワクチンとヒブワクチンは接種できません。
初回接種開始年齢
生後2か月から7か月に至るまで(標準的(おすすめの)接種時期です)
回数
4回
接種間隔
- 初回接種
27日以上、標準的には56日までの間隔において3回接種します。
- 追加接種
初回接種終了後、7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおいて1回接種します。
注意事項
- 初回接種は、1歳になるまでに接種を完了しましょう。
- 1歳を超えた場合には、初回の残り回数は行わずに、最後に接種した日から27日以上の間隔をおいて、追加接種を1回行います。
生後7か月に至った日の翌日から1歳に至るまで
回数
3回
接種間隔
- 初回接種
27日以上、標準的には56日までの間隔において2回接種します。
- 追加接種
初回接種終了後、7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおいて1回接種します。
注意事項
- 初回接種は、1歳になるまでに接種を完了しましょう。
- 1歳を超えた場合には、初回の残り回数は行わずに、最後に接種した日から27日以上の間隔をおいて、追加接種を1回行います。
1歳に至った日の翌日から5歳に至るまで
回数
1回
接種間隔
5歳位に至るまでに1回接種します。
小児肺炎球菌感染症
対象年齢
生後2か月から5歳に至るまで
(注意)
初回接種をした年齢(月齢)で、接種間隔が異なります。
生後2か月から7か月に至るまで(標準的(おすすめの)接種時期です)
回数
4回
接種間隔
- 初回接種
標準的には1歳に至るまでに、27日以上の間隔をおいて3回接種します。
- 追加接種
初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて、1歳に至った日以降に1回接種します。
(標準的な接種期間は1歳から1歳3か月)
注意事項
- 初回接種は、2歳になるまでに接種を完了しましょう。
- 2歳を超えた場合には、初回の残りの回数は行わずに、追加接種を1回行います。
- 初回接種の2回目は1歳までに行い、超えてしまった場合には初回3回目は行わず、追加接種1回を行います。
1歳に至った日の翌日から2歳に至るまで
回数
3回
接種間隔
- 初回接種
標準的には1歳に至るまでに、27日以上の間隔をおいて2回接種します。
- 追加接種
初回接種終了後、60日以上の間隔をおいて、1歳に至った日以降に1回接種します。
注意事項
- 初回接種は、2歳になるまでに接種を完了しましょう。
- 2歳を超えた場合には、初回の残りの回数は行わずに、追加接種を1回行います。
1歳に至った日の翌日から2歳に至るまで
回数
2回
接種間隔
60日以上の間隔をおいて2回接種
2歳に至った日の翌日から5歳に至るまで
回数
1回
接種間隔
5歳に至るまでに1回接種します。
B型肝炎
対象年齢
1歳に至るまで
接種回数と注意事項
- この予防接種は、1歳になるまでに3回の接種が必要です。初回接種から3回目の接種が終了するまでに、約4か月半かかります。3回目の接種が1歳の誕生日の前日までに終了するようご注意ください。
- 1回目接種後、27日以上の間隔で2回接種、さらに初回接種から139日以上を経過したあとに1回接種(標準的には、生後2か月に達したときから生後9か月に達するまでの期間)
5種混合(百日咳、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ、Hib)
対象年齢
生後2か月から90か月(7歳6か月)に至るまで
(注意)
4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種を完了した方は、5種混合ワクチンは接種できません。
接種回数と間隔
初回接種
生後2か月から生後7か月に至るまでに開始し、20日から56日までの間隔をおいて3回
追加接種
初回接種終了後から6か月から18か月までの間隔をおいて1回
4種混合(百日咳、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ)
対象年齢
生後2か月から7歳6か月に至るまで
- 1期初回の標準的(おすすめの)接種年齢は、生後2か月以上1歳に至るまでです。
(注意)
5種混合ワクチンの接種を完了した方は、4種混合ワクチンとヒブワクチンは接種できません。
接種間隔と回数
初回接種
20日以上、標準的には56日までの間隔をおいて3回接種します。
追加接種
初回接種終了後、6か月以上、標準的には1年半までの間隔をおいて1回接種します。
2種混合(ジフテリア、破傷風)
対象年齢
11歳以上13歳未満
- 標準的(おすすめの)接種年齢は、11歳です。
回数
1回
MR(麻しん・風しん)、麻しん、風しん
対象年齢と回数
1期
1歳以上2歳に至るまでに1回
2期
5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間(年内に6歳となる方)に1回
- 2期の対象者の方は、町から勧奨通知を送付しています。
水痘(水ぼうそう)
(注意)水ぼうそうにかかったことがある方は受けられません。
対象年齢
1歳
回数
2回
接種間隔
3か月以上
標準的な(おすすめの)接種時期
- 初回
生後12か月から15か月未満の間に1回
- 追加
初回接種後、6か月から12か月までの間に1回
2歳
回数
2回
接種間隔
3か月以上
標準的な(おすすめの)接種時期
- 初回
生後12か月から15か月未満の間に1回
- 追加
初回接種後、6か月から12か月までの間に1回
日本脳炎
対象年齢
1期
生後6か月以上7歳6か月に至るまで
- 標準的(おすすめの)接種年齢は1期初回は3歳、1期追加は4歳です
2期
9歳以上13歳に至るまで
- 標準的(おすすめの)接種年齢は9歳です。
接種間隔と回数
1期初期
6日以上、標準的には28日までの間隔をあけて2回接種します。
1期追加
1期初回終了後、6か月以上、標準的には1年までの間隔をおいて1回接種します。
2期
1回接種します。
平成7年4月2日から平成19年4月1日までに生まれた方の日本脳炎予防接種の特例措置
日本脳炎の予防接種後に重症ADEM(急性散在性脳脊髄炎)を発症した事例があったことから、平成17年度から平成21年度まで、日本脳炎の予防接種の積極的な勧奨を差し控えていました。
その後、新しいワクチン(乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン)が開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常どおり受けられるようになっています。
このような経過から、積極的な接種勧奨を差し控えていた時期に接種を受ける機会を逃している方について、特例措置として、20歳未満まで接種を受けられる期間が設けられています。
特例措置対象者
平成7年4月2日から平成19年4月日までに生まれた方
- 20歳未満まで接種を受けられます。
接種回数
4回(4回目の接種は9歳以上が対象)
- 母子健康手帳などを確認し、不足回数がある場合はお受けください。
- 接種スケジュールについては、かかりつけ医にご相談の上、お受けください。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症
注意事項
接種を受けられない場合
- 明らかに発熱(通常37度5分以上をいいます)をしているお子さん
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなお子さん
急性で重症な病気で薬を飲む必要のあるお子さんは、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないことが原則です。 - その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかなお子さん
「アナフィラキシー」とは、通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。
汗がたくさん出る、顔が急にはれる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐、声が出にくい、息が苦しいなどの症状に続き、ショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。 - BCGの予防接種では、外傷などによるケロイドが認められるお子さん
- 妊娠していることが明らかな人
日本脳炎予防接種の特例対象者の方や、任意で麻しん・風しんの予防接種を受ける方等は注意が必要です。 - その他、医師が不適当な状態と判断した場合
上記にあてはまらなくても、医師が不適当と判断したときは、予防接種を受けることはできません。
接種前の注意
- お子さんの体調はいいですか?
当日は、朝からお子さんの状態をよく観察し、普段と変わったところのないことを確認するようにしましょう。
予防接種を受ける予定であっても、体調が悪いと思ったら、かかりつけ医に相談の上、接種をするかどうか判断するようにしましょう。
また、予防接種を受けるお子さんの日頃の健康状態をよく知っている保護者の方が接種に連れて行きましょう。 - 今日受ける予防接種について、必要性、効果及び副反応などを理解していますか?
受ける予定の予防接種について、出生時にお配りしているパンフレット「予防接種と子どもの健康」等をよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。
また、わからないことがあればメモをしておき、接種を受ける前に接種医に質問しましょう。 - 母子健康手帳は持ちましたか?
母子健康手帳は必ず持っていきましょう。 - 予診票の記入はすみましたか?
予診票は接種する医師への大切な情報です。責任をもって記入するようにしましょう。
(予診票は接種医療機関においてあります。)
接種後の注意
- 予防接種を受けた後30分間程度は医療機関でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。 - 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。
入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。 - 当日は、はげしい運動は避けましょう。
- 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
接種を受ける努力義務
定期予防接種を受けることは、以前は義務とされていましたが、現在の法律では、人から人に伝染することによる感染症の発生やまん延を防止するため、又は重症化する恐れのある感染症の予防やまん延防止のため予防接種が必要とされる病気(A類疾病)について、国民は予防接種を受けるように努めなければならないとされています(努力義務)。したがって、接種を受けるかどうかを最終的に決めるのは、接種を受ける本人又は保護者となります。
この記事に関するお問い合わせ先
健康課 健康づくり班
〒259-0197
神奈川県足柄上郡中井町比奈窪56
電話番号:0465-81-5546
ファックス:0465-81-5657
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更新日:2024年04月01日