中井町の指定文化財
中井町内には国登録記念物1件、神奈川県指定天然記念物1件、町指定重要文化財22件の合計24件の文化財があります。
国登録記念物
震生湖
名称:震生湖
所在地:境別所・秦野市今泉
指定年月日:R3年3月26日
震生湖は、1923年(大正12年)9月の関東大地震により、斜面が幅約250メートルにわたって地すべりを起こし、藤沢川最上流部の「市木沢」を閉塞したことによって誕生した「堰止湖」です。
これまで決壊せずに現存し、「崩落地」「堰止地」及び「湖面」の三要素がほとんど改変されずに確認でき、地質学的資源として貴重な天然の湖です。
神奈川県指定天然記念物
中井のえんじゅ
名称:中井のえんじゅ
所在地:中井町雑色226
指定年月日:S33年6月17日
子の神社境内にあり、高さ16m、幹8m、樹齢 800年と推定、中国産まめ科の落葉喬木
中井町指定重要文化財
無形文化財
鷺の舞
名称:鷺の舞
所有者等:鷺の舞保存会
指定年月日:S52年4月1日
この舞は古くから伝わる除霊祓徐(ばつじょ)の呪芸に属する貴重な民族芸能。舟形舞台で行われ、素朴で古典的な祈禱舞である。
有形民俗文化財

半分形の山車
名称:半分形の山車と彫物
所有者等:半分形自治会
指定年月日:S52年4月1日
彫刻は極めて精巧、一見して都会的感覚を受ける優れた美術工芸品である。

田中の山車
名称:田中の山車と彫物
所有者等:大久保自治会
指定年月日:S52年4月1日
華やかさはないが、滋味深く極めて落着いた美しさをもっている。
宮本の山車
名称:宮本の山車と彫物
所有者等:遠藤・北田・五所宮・久所自治会
指定年月日:S52年4月1日
彫刻は極めて素朴豪放な彫で力強さに魅力を感じる。
藤沢の山車
名称:藤沢の山車と彫物
所有者等:藤沢自治会
指定年月日:S52年4月1日
他の山車と趣を異にし、彫刻が対象的な味わいをもっている。
無形民俗文化財
五所宮囃子(五所八幡宮)
名称:五所宮囃子(五所八幡宮)
所有者等:宮本地区保存会・ 藤沢地区保存会・田中地区保存会・半分形地区保存会
指定年月日:宮本地区保存会S52年4月1日
藤沢地区保存会S53年11月1日
田中地区保存会S54年 4月1日
半分形地区保存会S54年12月1日
この囃子はその沿革からも奉納囃子の性格が強く、初期には現在の山車の前身である組立式屋台から奉納されたものである。
雅楽(五所八幡宮 )
名称:雅楽(五所八幡宮 )
所有者等:奏楽保存会
指定年月日:S60年4月1日
八幡宮の祭典時の献饌、献饌に楽を奏する。
有形文化財(彫刻)
木造十一面観音坐像
名称:木造十一面観音坐像
所有者等:大久保自治会
指定年月日:S60年4月1日
この像は、寄木造りで江戸時代中期の作といわれています。彩色を施さない素木状の尊容は飾気ない坐像です。
木造大日如来坐像
名称:木造大日如来坐像
所有者等:半分形自治会
指定年月日:S60年4月1日
この像は、寄席木造りの坐像で江戸中期の作と思われます。作り、形も良く整い、保存状態が良いです。胴内底部に納められた胎内仏は神像風の古様を示す優品です。

木造薬師如来立像
名称:木造薬師如来立像
所有者等:泰翁寺
指定年月日:S60年4月1日
作風から藤原仏であるといわれています。右手施無畏印で左手に薬壺を持つ量感ある立像です。

木造阿弥陀三尊像
名称:木造阿弥陀三尊像
所有者等:境別所自治会
指定年月日:S60年4月1日
平安時代の代表的な仏師定朝の流れを受け継いだ本格的な作風で、中井町でも数少ない、藤原仏と鑑定されました。脇侍として「観音・勢至」の両菩薩が安置されておりますが、この両菩薩は江戸期の物と推定されています。
米倉寺本堂大間正面及び内陣欄間の彫刻六基
名称:米倉寺本堂大間正面及び内陣欄間の彫刻六基
所有者等:米倉寺
指定年月日:S60年4月1日
彫刻は立派な風格がある逸品である。
有形文化財(工芸)
五所八幡宮の梵鐘
名称:五所八幡宮の梵鐘
所有者等:五所八幡宮
指定年月日:S60年4月1日
普通の釣鐘型、青銅鋳造の梵鐘である。
米倉寺の梵鐘
名称:米倉寺の梵鐘
所有者等:米倉寺
指定年月日:S60年4月1日
350年の歴史を経た古鐘である。
有形文化財(建造物)

米倉一族墓石、供養塔十基
名称:米倉一族墓石、供養塔十基
所有者等:米倉寺
指定年月日:S60年4月1日
三百数十年の風霜に耐え、整った美しさをもつ石塔と供養塔である。
半分形谷戸庭道祖神
名称:半分形谷戸庭道祖神
所有者等:半分形自治会
指定年月日:H9年6月1日
寛文11年(1671)建立、僧形、長袖ですっきりした双体像。塔石と台石に咬み合わせがある。
雑色下庭道祖神
名称:雑色下庭道祖神
所有者等:雑色自治会
指定年月日:H9年6月1日
寛文9年(1669)建立。中井町の中でも最も古いものといえます。(県下でも古いものに入ります。)像は大変素朴な姿の双立僧形合掌像で袖が極めて短く代表的な三等身です。
鴨沢中庭道祖神
名称:鴨沢中庭道祖神
所有者等:鴨沢自治会
指定年月日:H9年6月1日
寛文12年(1672)建立。典型的な舟形光背、僧形合掌像であり、長袖五頭身のすっきりしている双体像。
半分形沖庭道祖神
名称:半分形沖庭道祖神
所有者等:半分形自治会
指定年月日:H9年6月1日
寛文11年(1671)建立。素朴な僧形、袂は裾の方が開きすっきりした形で、長袖の双体像。
古怒田道祖神
名称:古怒田道祖神
所有者等:古怒田自治会
指定年月日:H9年6月1日
元禄8年(1695)建立。慈愛に満ちた面差しで有髪の双体像。付近には菅原神社の参道傍に石仏が数点と青面金剛(庚申塔)あります。

仙元塔
名称:仙元塔
所有者等:古怒田自治会
指定年月日:R6年4月1日
慶応元(1864)建立。塔には4面それぞれ異なった書体で刻まれています。これは当時、玉山という書家が数ヶ月を費やして書いたものを根府川の石工の手によって彫られたものであると言われています。この塔は江戸期の富士浅間信仰が盛んであったことを表す場所です。
有形文化財(歴史資料)
垂揺球儀 (正時版符天機)
名称:垂揺球儀 (正時版符天機)
所有者等:江戸民具街道
指定年月日:H11年8月18日
江戸時代後期に加賀藩で金沢城の時鐘として暦作りに使われていた振り子式精密天文時計。
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