菅傘(すげがさ)
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大分類 | 生活用具 |
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説明 | 菅傘(すげがさ)は菅で編んでつくったものです。他に藺や竹でつくったりもしました。低円錘形につくり、紐をつけてかぶり雨・雪・日除けに用い、また顔をかくすためにも使われました。笠の作り方には編み・組み・縫い・押え・張りの五種類あります。これに油や漆を塗って仕上げました。 歴史文献では「日本書紀」に見ることができます。 平安時代においては武士や田楽法師が使用した綾藺笠と女子の外出用の市女笠がありました。菅笠(すげがさ)は鎌倉・室町時代においては男子の外出用として使われていました。この頃もまだ種類が少なかったです。江戸時代に入り用途や作り方によって約30種類もの笠がつくられ広く男女に作られるようになりました。しかし、明治時代に入り帽子が普及するとだんだん少なくなっていきました。 |
更新日:2025年02月28日