よみがえる!中井の郷土資料 その10

更新日:2026年03月10日

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半分形の囃子
半分形の囃子

五所八幡宮のおまつりの魅力を知る1

五所八幡宮のおまつりをもっとよく知るために、専門の先生が調査をしています。今回、その途中でわかったことを町のみなさんにお話しする「中間報告会」をひらきます。ここでは、お話しする3人の先生のうち、太鼓や笛など“音”の調査をしている浜野先生にインタビューしました。
浜野先生が調べているのは、五所宮囃子(ごしょのみやばやし)という、四地区が受けついできたお囃子です。ほかの町のお囃子とくらべると、五所宮囃子には「シャギリ」という、とてもテンポが速い太鼓の演奏があります。お囃子のはじまりとおわりに2人で打つのですが、神輿(みこし)が神社を出発するとき、四地区が順番に3回くり返して打つ「シャギリ三番流し」になります。これは、ほかの地域ではほとんど見られないものだそうです。
調べていく中で、おもしろい発見もありました。平塚あたりでは締太鼓は新しい革がよいとされますが、「古い革のほうが高くてきれいな音がする」と言う人もいらっしゃったことです。また、「シャギリ」を立って叩く地区と座って叩く地区があり、こうした違いが音やリズムにどう関わるのか、今後明らかにするそうです。
報告会では、使っている楽器のこと、「シャギリ三番流し」のひみつ、小田原ばやしの歴史や広がり、そして「シャギリ」という名前の由来など、聞いてみたくなる話がもりだくさん。おまつりをもっと楽しむヒントが見つかるはずです。ぜひ会場で、一緒に五所宮囃子の魅力を発見しましょう。

 

文:槐真史(町教育委員会生涯学習参与)

監修・写真:浜野達也(平塚市博物館長)