ナラ枯れと思われる立枯れについて
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町内各所で、樹木の立枯れが発生しております。これは、ブナ科の樹種で生じる「ナラ枯れ」と思われます。
ナラ枯れとは
ナラ枯れは、カシノナガキクイムシ(通称:カシナガ)という虫が樹木に穴を開けて侵入し、体に付着した「ナラ菌」が幹の導管内に入り込み通水機能が失われ樹木が枯死する現象です。害虫が入り込んだ樹木は、7~9月頃、枯死する前に赤褐色に変色します。
この伝染病は、ブナ科の樹種で確認されており、特にミズナラやコナラの落葉広葉樹で集団的な被害が発生しています。また、常緑樹のシイ・カシ類でもナラ枯れの被害が発生していますが、落葉広葉樹に比べて集団的被害を呈することは少なく、樹種によって枯れ方や被害の程度には違いが見られます。
ナラ枯れ被害の様子

紅葉のように赤褐色に変色している箇所が被害を受けた木々です。
穿孔で生じた木くずが根元にたまっているのが特徴。
ナラ枯れ被害への対応
道路脇などにある枯死木が倒壊すると大変危険です。また電線等に近接した枯死木の倒壊により、社会生活に多大な影響を及ぼす可能性もあります。
こういった事故を防ぐため、町では職員による巡回と情報提供により状況を把握し、県の森林関係機関と連携を取り合いながら被害状況を調査します。
被害の蔓延を防ぐためには早期発見がとても重要です。情報収集にご協力をお願いします。
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更新日:2022年04月06日