ちょうちょう発し その18 2025年5月

更新日:2025年05月01日

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竹害から竹財へ その2

4月の広報でもお知らせした通り、5月24日厳島湿生公園で開催する竹灯篭の夕べに向けて、オブジェ制作などの協力者を募っています。

竹林再生事業として始まった竹灯篭の夕べも、今回で20年目となります。
その間、町内の竹害はむしろ切実な課題となり、昨年度から、改めて実態調査や講習会を行うなど、竹害に向き合うスタートを切りました。

キーワードは、「竹に親しむ」ことを通じて「竹害から竹財へ」と転換を図っていくことです。

特に年度末に行った竹のオブジェづくりは、半分形地区などで20年来、竹林整備をされている日本の竹ファンクラブの指導の下、まさに老若男女の参加を得て開催されました。
関心があっても機会がなかったという参加者もいました。

また、町内産の竹を使い、門松などの竹製品を全国展開する川崎の事業者も参加し、中井の竹の可能性を改めて実感しました。調査に基づいて竹林整備を必要としている地権者とのマッチングも先行的に開始することになりました。

今年度も竹に親しむ方を広げながら事業を進めていきますが、竹灯篭の夕べは、その最大の機会となります。

例年の取り組みに、町民の皆さまのご協力によるオブジェづくりの復活なども加えながら、5月中旬から準備が始まります。

また、今年は戦後80年の節目に当たります。
太平洋戦争の戦没者遺族の方からなる中井町遺族会、平成11年の丹沢・玄倉川水難事故の教訓から、災害対応にあたる陸自第一高射特科大隊との顔の見える関係づくりのために生まれた、中井町自衛隊協力会のご理解を得ながら、「平和と感謝」をテーマにしたオブジェを制作協力いただく予定です。

各地で争いが起き、不安定な時代だからこそ、この節目に、平和を享受することへの感謝と平和への希求を静かに強めていきたいと思います。

開会セレモニー終了後には、町内出身のミュージシャンで英語講師の高田蓮さんに、平和と感謝をテーマにした曲を歌っていただきます。

感謝は闘病されるお母さまのために作られた歌だと聞いています。
母の日から少し遅れてしまいますが、その感謝にも思いを重ねたいと思います。

かつては大正琴の皆さまの演奏が竹灯篭の夕べを彩りましたが、改めて、音楽に触れながら揺らめく竹明かりをご一緒に見つめたいと思います。

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