ちょうちょう発し その22 2025年9月
井ノ口歩道橋
井ノ口小学校への通学に使われてきた井ノ口歩道橋は、昭和44年度末に県が設置し、地域を特徴づけ、親しまれてきました。
その後、町に移管された歩道橋。
平成24年度に調査を行ったところ、コンクリートの浮きや剥離、鉄筋の露出などが確認され、平成28年には、老朽化に加え、建設当時の規格で建設されており、耐震性にも不備があることがわかり、撤去を考えざるを得ない状況となりました。
歩道橋から門扉もなく、外部から侵入しやすいという課題も抱えていました。
そうしたことから、町は歩道橋の撤去に向けて、小学校前の歩道の整備を行い、合わせて、町が長年、県に要望してきた井ノ口公民館前の交差点周辺は、JAかながわ西湘側の歩道が、今年度中に整備されるめどが立ちました。
それらを受け、令和6年度には歩道橋撤去の設計、そして今月に取り壊し工事が始まります。
大掛かりな工事になりますので、工事中はご不便をおかけしますが、なにとぞよろしくお願いします。
学校にはそうした動きをお伝えし、児童や保護者にもお知らせをしてきました。
通学路に関しては、学校、教育委員会より、学校前にある横断歩道を正門近くに移し、信号を設置する希望も出されました。
それを受け、町として松田警察署に要望書を提出しています。
しかしながら、県警には新たな信号機を設置する考えがないこと、校門に直結した横断歩道は飛び出しなど危険性が高いことなどから、県警の預かりになっています。
そのため、9月からの通学路は、井ノ口小前の横断歩道を利用しますが、信号機がないことから交通誘導員を配置することとしました。
子ども安全パトロール員の方、中井町交通指導隊の協力を得ながら、登下校の間、途切れのない人員配置を整えることができましたので、皆様のご協力に感謝し、ご報告します。
冒頭にも記しましたとおり、長年親しまれ風景の一部になっていた歩道橋がなくなることに、少し驚かれるかも知れません。
しかし、阪神淡路大震災、東日本大震災と続く中、その都度課題が指摘され、耐震性などの確認を重ねてきた井ノ口小前の歩道橋に、回答を出すこととしました。
まず、児童の登下校の安全が第一です。
そのためにも、数年来、周辺の交通安全施設の整備に取り組んできましたし、今月からも新たな取り組みを進めて参ります。
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更新日:2025年09月01日