その26 2026年2月 光るとき

更新日:2026年01月30日

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光るとき

「はたちのつどい」で、ある曲の歌詞を引用しながら祝辞を述べました。
これからの時代に生きる若い方たちへのエールとして再掲します。歌詞は、歌詞検索サイトでご覧ください。

私の二十歳は、昭和から平成へと変わるバブル経済の絶頂期でした。
しかし、中高生という多感な時期にコロナ禍を経験した皆さんは、より切実に「先が見えない世界」を感じていると思います。

一方で、困難な時代だからこそ、大事なものが見えてきたとも感じます。
私は、若い世代の音楽に教えられることが多く、その中でも、今、最も共感し、口ずさんでは励まされる曲、羊文学の『光るとき』(塩塚モエカ作詞・作曲)を皆さんに贈りたいと思います。

この曲は、2023年のアニメ『平家物語』の主題歌ですが、平家物語の無常観を超えたメッセージが込められています。
特に「世界は美しい、それは自分があきらめないから」というあり方に示されています。
不安定な世界の中に「美しさ」や「よさ」を見出せるのは、自分自身の意志に委ねられていると歌います。

不安定な世界を「荒野」に例えています。そこを「ゴーイング」と進む中で、悩み戸惑うときがある。
その時は「コーリング」に耳を澄まそうと対比されます。

これから仕事に就く、あるいはすでに働かれている皆さんへ、英語で職業を指す言葉には「ジョブ」や「オキュペーション」がありますが、この「コーリング」は「天職(ボケーション)」と深く結びついています。仕事を探す中で、それぞれの「コーリング」と出会ってほしいと願います。

でも自分の役目が分からなくても焦る必要はありません。
この曲では花にたとえ「そのまま咲く」だけでいいと言い切ります。
側で見守ってきた人は必ず分かっていると歌います。

皆さんを育み、歩みをずっと見守ってこられたご家族、今日再会した友人や先生方、そして私たち地域の者は知っています。
皆さんは、すでにこの中井町の希望であり、「光」そのものです。

歌の終わりで、意志が世界を美しくするように、世界は奇跡で満ちあふれていると歌います。荒野は実は「光」であり、そこを生きることが「光るとき」だと。

光の中を駆け続ける皆さんを応援しています。

本日は、誠におめでとうございます。

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