その28 2026年4月 『か』と『わ』と『る』
『か』と『わ』と『る』
「かかわる、わかる、かわる」。
これは私が中井中学校のPTA会長だった時の年間スローガンです。
小学校でPTA活動に「かかわる」なかで、次第に目を開かされていった私自身の心の変化と驚きを、そのまま表現したものです。
できることを、できる範囲で取り組むなかで、変化する自分たちの姿を喜び合いたいという願いを込めました。
小学校の段階は、ずっと肩に力が入っていたように思います。
当時は温暖化の影響が顕在化し始めた時期。エアコン導入につなげようと、全クラスへの大型扇風機購入に奔走したり、登校班の危険箇所を調べて回ったりと、それはそれで大事なことでしたが、目の前の課題に無我夢中でした。
夏の日のこと、通学路の件で、あるご家庭を訪問した時、お子さんたちが虫眼鏡を手に外にいました。
お母さんに「今、日食なんですよ。知りませんでした?」と声をかけられ、私はごにょごにょと言葉を濁しましたが、空を見上げることすら忘れ、何かに取り憑かれたようになっていた自分を思い知らされました。
それを機に、保護者や先生方、時には子どもたちの思いや願いともかかわるようになりました。
すると、自分は案外、わが子のことすら見えていなかったことに気づかされます。
何よりの驚きは、「かかわる」なかで何かが「わかる」ようになり、「かえよう」と力んでいた自分自身が、「かわって」いったことでした。
ほろっと自分の見方や考え方がほぐれ、自然体であるほうが、多くの協力を得ながら広がっていく。
「わが子」だけの視点から「学年」「学校」「中井っ子」と広がり、なんだか学年ごとの特長も見えてくる。
そうした実感は、自治会や子ども会などを通じて確信に変わってきました。
ご心配とご不安を与えてきた「生涯学習融合施設建設事業」についてですが、事業の進め方や計画内容に対し、慎重なご意見や再考を求める声が多く寄せられました。
これらを受け止め、立ち止まる判断をしました。
令和8年度は、実現に向けてきた経緯を出発点とし、生涯学習施設建設等検討委員会を設置し、本町にとっての「あるべき姿」を検証いただきます。
「か」と「わ」と「る」。
「かわる」ことは「ぶれる」こととも異なり、勇気と覚悟も必要だと改めて実感します。
しかし私自身がこのあり方を貫く限り、町民の皆さまと共に、より良い中井町を育んでいけると確信しています。
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更新日:2026年04月01日