その33 2026年9月 町民憲章

更新日:2026年09月01日

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町民憲章

月曜の朝は、町民憲章を読んで仕事に向かいます。
「美しく由緒深いゆるぎ丘陵の大自然に囲まれて住む私たち中井町民は」から始まる町民憲章は5項目からなり、昭和55年3月に制定されました。

当時の『広報なかい』第178号によると、「長い将来にわたって町民の幸せを図るために、『あすの生活への目標』として町民憲章の制定を計画」、現在の役場庁舎落成を契機に起草委員会が設置されたそうです。

委員それぞれが草案を持ち寄り、検討を重ねてまとめられました。
昭和40年代の終わり頃から町村でも憲章制定がブームになり、視察先で似たような憲章を見かけますが、わたしが町民憲章を読む度に惹かれるのは、その総合性です。

広報では憲章に含まれる要素を以下のようにまとめています。

  1. 仲よく力をあわせる
  2. 健康
  3. 決まりを守る
  4. 自然を大切にする
  5. 教養と文化

これが憲章の5項目の中核ですが、副要素として

  1. よい習慣を育てる
  2. 働くことを喜ぶ
  3. 老人をいたわる
  4. 緑と水を大切にする

という4項目を取り入れたとしています。
これらにまちづくりの要素が網羅されていると感じ、読むごとにおろそかにしているものはないかと自省し、一週間の仕事の糧にしています。

この総合性、網羅性を現在の文脈に置き換え、まちづくりの根幹に据えたのが、今年度から向こう10年を期間とする「第七次中井町総合計画」の6つの分野といえるかもしれません。

第七次総合計画では、町が目指す将来像を「町民が幸福を実感できるまちなかい 〜里都まちで『よく生きる』〜」と掲げています。

中井町ならではの幸福について、ウェルビーイング指標を用いたアンケートを行ったところ、5つの幸せの形が浮かび上がってきました。

それをそのまま

  1. よく暮らす
  2. よく働く
  3. よく学ぶ
  4. よい心身
  5. よい繋がり

という5つの幸せの要素とし、そこに町民の皆さまを支える
よい行政
を加えた6つの分野として、町が取り組むすべての事業を再編したのが今回の特徴です。

これによって、どの政策がどのように皆さまの幸福実感と結びついているかを「見える化」することができ、政策評価にも用いるという全国でも稀有な総合計画が生まれました。

先達が未来の幸せを願って編み上げられた「町民憲章」。
そこに込められた「目標」は、中井ならではの「幸福度」へと引き継がれ、データという客観性を伴って、この町の羅針盤として息づいています。

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