下水道使用料の改定について
令和9年4月1日から下水道使用料を改定します
使用料改定の背景
中井町の公共下水道事業は、酒匂川流域下水道に接続する形で平成11年度に供用を開始しました。整備工事は平成29年度で概ね完了しましたが、今後は人口減少等による使用料収入の減少、物価高騰による維持管理費や管渠の更新費用の増加などが見込まれ、経営を取り巻く環境は年々厳しくなっています。
使用者の皆様にご負担いただいている下水道使用料は、家庭や事業所から発生する汚水処理費に充てていますが、使用料収入だけでは賄うことができないため、毎年、一般会計から多額の基準外繰入を行っています。しかしながら、これは下水道の使用者以外の方にも負担をしていただいていることになり、公平な費用負担とは言えず、一般会計の財政をひっ迫させる要因にもなっています。
こうしたことから、中井町下水道運営審議会に「下水道使用料の改定について」諮問したところ、令和8年3月に「一般会計からの繰入に依存した経営を改善する必要があり、使用料改定はやむをえない状況である」との答申がありました。
町としても、答申のとおり、健全で持続可能な下水道事業の経営資源を確保するため、供用開始から据え置いてきた下水道使用料を改定することはやむをえないと判断しました。
引き続き下水道の接続率の向上を図るとともに、経費節減に努めてまいりますので、使用者の皆様にはご負担をおかけすることとなりますが、ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
改定の内容
令和9年度からの下水道使用料については、答申で示された使用料体系に改定させていただきます。平均改定率は27.5%となります。決算状況をみると、当町の下水道使用料収入のうち50%以上が年間10,000立方メートル以上使用する多量排水者7・8社によるものとなっており、大口事業所の事業活動による影響を受けやすく収入が安定しない特性があります。今回の改定では経営の安定を図るため、基本料金及び低水量ランクの超過料金の底上げが第一となりますが、一般家庭が物価高騰による影響を受けていることも鑑み、ある程度抑えるよう配慮し、高水量ランクの超過料金まで幅広く改定を行うことで経費回収率の向上を図ります。具体的には次のとおりとなります。
| 区分 | 改定前 | 改定後 | 差額 | |
| 基本料金 | 10立方メートルまで | 550円 | 850円 | 300円 |
|
超過料金
1立方メートルあたり |
11~20立方メートル | 65円 | 95円 | 30円 |
| 21~30立方メートル | 80円 | 100円 | 20円 | |
| 31~50立方メートル | 90円 | 110円 | 20円 | |
| 51~100立方メートル | 100円 | 125円 | 25円 | |
| 101~500立方メートル | 120円 | 145円 | 25円 | |
| 501~1000立方メートル | 125円 | 150円 | 25円 | |
| 1001~5000立方メートル | 130円 | 155円 | 25円 | |
| 5001立方メートルから | 140円 | 160円 | 20円 | |
| 改定前 | 改定後 | 差額 |
| 550円 | 850円 | 300円 |
| 改定前 | 改定後 | 差額 |
| 1,200円 | 1,800円 | 600円 |
平均的な一般家庭の想定となる1ヶ月20立法メートルの下水道使用料を県内市町村と比較すると、改定後の1,800円(税抜)は県内で6番目に低い金額となる予定です(他市町村でも経費回収率向上のため、使用料改定が随時行われており順位は変動する場合があります)。
(参考)県内下水道使用料比較(R8年6月時点) (PDFファイル: 369.0KB)
下水道使用料は、奇数月に水道メーターの検針を行い、偶数月に水道料金と合わせて2ヶ月分をまとめて請求します。
2ヶ月あたりの水道料金・下水道使用料は下記早見表をご参照ください。
【家事用】R9年4月~水道料金・下水道使用料早見表 (PDFファイル: 256.7KB)
【業務用】R9年4月~水道料金・下水道使用料早見表 (PDFファイル: 316.5KB)
改定の時期について
改定日は令和9年4月1日です。
令和9年3月31日までに確定する使用料については、旧使用料で計算します。
令和9年2・3月例月分(納期限:令和9年4月30日)は3月中に検針を行いますので、旧使用料にて請求させていただきます。
令和9年4月1日以降に確定する下水道使用料については、新使用料で計算する形となりますので、令和9年4・5月例月分(納期限:令和9年6月30日)からは新使用料にて請求させていただきます。
令和8年11月の検針終了後に、使用水量のお知らせと一緒に「下水道使用料の改定について」のチラシを配布する予定です。
下水道使用料の改定について(詳細はこちらのPDFをご参照ください) (PDFファイル: 470.5KB)
その他
使用料改定はどのように決めたのですか?
令和7年1月に町長から中井町下水道運営審議会に「下水道使用料の改定について」諮問したところ、計4回審議会が開催され慎重な審議の結果、令和8年3月に町長に答申がありました。
この答申をもとに、令和8年9月に「中井町下水道使用料条例の一部改正」を中井町議会定例会に上程し、議決を受けたことで、下水道使用料を改定させていただくことになりました。
中井町下水道運営審議会について(詳細はこちらの町ホームページをご覧ください)
前回の使用料改定はいつ頃ですか?
平成11年の供用開始から消費税に関するものを除いて改定を行ってきませんでした。
実質的な使用料改定は初めてとなります。
これまで使用料改定を行ってこなかった理由は?
これまで下水道事業は、事業費の不足分を一般会計からの繰入により、使用料を据え置いてきました。しかし、令和2年度から公営企業会計を適用することで、下水道事業の経営状況を正確に把握することができるようになりました。今後は、一般会計の財政状況も厳しいため繰入金を徐々に減らしていくことになります。また、人口減少等による使用料収入の減少、物価高騰による維持管理費や管渠の更新費用の増加などが見込まれることから、将来にわたり安定した下水道サービスを提供していくために使用料を改定するものです。ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
今後使用料改定を行う予定はあるのですか?
令和8年3月に向こう10年の投資財政計画を記載した中井町公共下水道事業経営戦略を策定しました。
汚水処理に関する費用は、原則、使用料収入で賄うべきとされておりますが、使用料収入で公費負担分を除く汚水処理費をどれだけ賄えているかを示す経費回収率は令和6・7年度ともに61%台です。持続可能で安定した経営を行うためには経費回収率を100%以上にすることが求められますが、一度に改定を行うと使用者の負担が急増してしまいます。使用者の負担軽減を図るため、町としても、答申のとおり、経費回収率を令和9年度に80%、令和13年度に100%となるよう使用料改定を2回行うことが適切であると考えます。今後の排水量・財政状況等を注視し、令和10年度に中井町下水道運営審議会に改めて「下水道使用料の改定について」諮問を行い、令和13年度以降の使用料改定について審議を行う予定です。その後も5年を目途に使用料の見直しを検討いたします。
(参考)経費回収率=下水道使用料÷汚水処理費(公費負担分を除く)×100
中井町公共下水道事業経営戦略(詳細はこちらの町ホームページをご覧ください)
水道料金も改定するのですか?
今回の改定は下水道使用料のみであり、水道料金については変更ありません。
水道料金の改定については、中井町水道運営協議会にて協議を行っています。
この記事に関するお問い合わせ先
上下水道課 下水道班
〒259-0197
神奈川県足柄上郡中井町比奈窪56
電話番号:0465-81-3903
ファックス:0465-81-1443
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更新日:2026年09月15日